« 090207 上州探訪II | トップページ | Black Diamond Pilot »

2009-02-10

Dynafit Zzeus vs Garmont Radium -Round#1-

Imgp0428_r

最強のTLT対応ATブーツはどれだ?

今シーズンは、ATブーツ界大変革の年。それは、各社こぞって滑り系TLT対応ブーツを出してきたからです。特に、アルペンブーツで一般的なオーバーラップカフを採用したモデルが、Black Diamond (Factor/Method)、Dynafit(Zzeus)、Garmont(Radium)と各社から出ています。

そんなわけで、一体どのブーツがいいのか...。自分で試してみる以外にないと思い、ZzeusとRadiumを入手しました。ちなみにBDのFactor/Methodは日本未発売ですが、海外通販で入手可能です。迷いましたが、まずは上の2つを比べることにしました。

まず、外観です。ぱっと見ての印象はソール付近はZzeusの方がアルペンぽい感じがします。Zzeusはソールがアルペン用に変えられる設計になっているのに対し、RadiumはATソールなので、そう見えるのかもしれません。

Imgp0449_r

両者とも同じオーバーラップカフですが、ローワーシェルの立ち上がり形状は結構違います。Zzeusはほぼ左右均等な立ち上がりです(アルペンブーツはだいたいこっち)。一方のRadiumはインエッジ側の立ち上がりが高くなっていて、アッパーシェルのカフより上まで立ち上がっています。アッパーシェルは断然Zzeusの方が硬いので、Radiumはこれで剛性を出しているのでしょうか?

Imgp0447_r
Zzeus

Imgp0446_r
Radium

他に違いといえば、歩行/滑走モードの切り替えです。基本的な操作は同じなのですが、Zzeusは滑走モード時の前傾角が2段階選べます。滑走モードに入れる時に、ブーツのタンを脛で思いっきり押すようにして切り替えると、深い前傾角の滑走モードに入ります。感覚的には普段履いているアルペンブーツより前傾がきつい気がしました。いまのことろこの機能の恩恵はよくわかりません。

Imgp0435_r
Zzeus。レバーが小さく、グローブをした手では扱いづらい。

Imgp0434_r
Radium。こちらはレバーも大きく。迷わない。

他に細かいところでは、バックルのキャッチのロック機構があります。これはRadiumに搭載されている機能で、アッパーシェルのバックル2つのキャッチに黒い金属のツメがついていて、バックルを閉めるとロックされます。リリースするためには、キャッチのガルモントロゴのあたりを押します。この機能の目的は、歩行時にバックルを緩めた状態でも、キャッチから外れないようにするためのようです。まぁ、その方が歩きやすいかな?

Imgp0432_r
黒いツメがロック機構

あと気になるところとしてはTLTの穴です。Dynafit社のブーツのTLTの穴にはガイド溝が彫ってあり、ビンディングに嵌める時に重宝します。実際使ってみると、この溝があると無いとでは結構違います。まぁ、TLTに慣れている人なら、あまり差はないかもしれませんが。

Imgp0438_r
Zzeusの穴と溝。はずれやすいってことはないと思いますが。

Imgp0443_r
Radium。こちらは穴のみ。

最後にインナーです。これはちょっと比較にならないかもしれません。というのもRadiumはノーマルインナーにしたのですが、Zzeusはサーモインナーしか入手できなかったためです。個人的には滑りを重視するのであればノーマルインナーの方がいいと思っています。サーモインナーは熱成形で足型にフィットするといいますが、もともとの材質の柔軟性が無いので、バックルの締め具合でフィット具合を調節するという点については、ノーマルに劣るように感じます。極論すれば、足型に成形した木靴と何もしてない布製スニーカー?

Zzeusの方はいたってシンプルです。『あとは熱成形で何とかしてくれ』と言わんばかり。まぁ、全体を同じ材質で作らなければならないので、しかたがないか...。一方のRadiumは各部に違う素材を組み合わせて作ってあります。まぁ、ノーマルですかね。

Imgp0448_r
左がZzeus。右がRadium。

次回は実際の使用感をレポートする予定です。

|

« 090207 上州探訪II | トップページ | Black Diamond Pilot »

スキー(ギア)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Dynafit Zzeus vs Garmont Radium -Round#1-:

« 090207 上州探訪II | トップページ | Black Diamond Pilot »