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2012-03-28

120318-20 日光沢温泉・鬼怒沼・丸沼 -第2日-

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鬼怒沼へ。

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朝です。天気はくもりで雪がちらついています。昨夜からの積雪は2-3センチといったところでしょうか?予報では昨日雨を降らせた低気圧が東に抜けて、西高東低の気圧配置。比較的太平洋側に近い気候を示すこのエリアでは、そこそこの好天が期待できそうです。

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宿の部屋は6畳の畳敷きと1.5畳の板間。2人だとちょうどよい大きさか。裸電球のランプがなかなかいい雰囲気です。暖房は石油ファンヒーターとこたつがあって快適。そんなに冷えなかったので、暖房切っても布団をかぶっていれば寒いことはありませんでした。

今日はハイクの距離・標高差は大したことがないのですが、荷が重いし、明日はテン泊なので、朝食はしっかりいただきます。お昼のお弁当(おにぎり)を作ってもらって、9時前に出発です。

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さて、行きますか。

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登山道は宿の敷地内を通っています。

今日の核心部は鬼怒沼に上りあげる急斜面部分。場合によっては板を担いでツボ足ということも覚悟していました。

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宿の裏手をちょっと登って橋を渡り、その先しばらくは沢沿いの遊歩道。

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比較的新しいデブリ。昨日までの雨で雪崩れたようです。気温はまだ高めですね。おかげで足元の雪はカチカチになることなく、程よく沈んでシールで歩きやすい雪質になっていました。先行するツボ足トレースは、あちこち踏み抜いて苦労しているようです。

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そしてヒナタオソロシの滝展望台への道と分岐するところで川に別れを告げ、いよいよ斜面を登っていきます。このころから、上空の雲も薄くなり、弱い日差しもさすようになってきました。

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予想に反して、最初は気持ちのいい落葉樹林帯。規模こそ大きくないものの、程よい斜度、樹間間隔で、滑るには好適な場所です。標高差としては150mぐらいでしょうか。もし日光沢温泉に泊まって、暇つぶしにちょっとスキーで滑ろうかというときには、結構楽しめそうです。

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そしていよいよ直登がきつくなってくると、針葉樹主体の植生に変わり、急登が始まります。ここまでは登山道と関係なく、好きな斜面を登ってきましたが、この先状況がわからないので、登山道の方へ針路をとります。

ここで、先行していた登山者(日光沢温泉で一緒になったパーティ)に追いつきました。やはり、今日の雪にかなり苦労しているようです。今日の雪質ならスキーの方が2倍は速そうです。

ラッセルのお礼を言って、先行します。少しでもトレースつけて恩返ししたいんだけど、スキー板だと沈まないんだよなぁ。登山道は雪がわずかに窪んでいて、ピンクテープもあるので迷うことはないです。さすがに考えられて付けられている道だけのことはあり、無理せず登っていけます。

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だんだんと高度が上がってきました。天候も急速に回復し、青空も見えるようになってきます。

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後方の視界が開けてきました。急登はクリアしたようです。ここからはのんびり森の散策です。

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雪のスクリーンに投影される木漏れ日が美しかったですねぇ。やはり春の日差しは力強いです。

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木漏れ日というのも、木の種類によって、またその重なり具合で違って見えてくるのでおもしろいです。ブナの純林じゃあこうはいきません。これも常緑樹と落葉樹の混成林のなせる技か。

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お日様を背負って歩けば、どこを歩いても湿原にはたどり着けそうなので、おそしろそうなところを見つけてはあっちへふらふら、こっちへふらふら。

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だんだんと空が開けるようになってくると、湿原は近いです。

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どうやら森の出口が見えてきました。

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出ました。

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振り返れば日光白根山。

幕営地を決める前に、湿原を歩き回ってみることにしました。まず北の端っこに行ってみます。

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左手の小高い丘は毘沙門山(物見山)。その右後方には見慣れない南会津の山々が。いつか行ってみたいエリアですね。

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避難小屋は雪の中。この時期、掘り出すのは結構苦労しそうです。

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そしてもう一度、日光白根山。根名草山も見えてます。うーん、やっぱりパノラマが欲しいな(FT4欲しい)。

さて、一時間ほど散策して湿原の全体像がイメージできたところで、幕営地決め。風が避けられて、何より展望の良いということで、西側の端っこに決定。

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ほどなく、えむとら到着。

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テント(シェルター)はファイントラックのポットラック。4~5人用というけれど、荷物おいて気楽に過ごすには2人がいいところでしょうね。2人なら広々快適!それでもポール込で1キロちょっとなのはありがたい。

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開口部を開ければ、雪原と日光白根山ビュー。

まだ時間は早かったものの、何だかガツガツ活動する気にもなれず、テントでまったりと。来る極寒の夜に備えて体温維持のための食事としました。

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午後5時で-5℃。この後、夜になって-15℃まで下がりました。

今回のスリーピングシステムは、マットが山と道U.L.Pad15s+、シュラフがモンベルU.L.スパイラルダウンハガー #2 、それにモンベルのダウンインナー上下。これで今回の寒さは凌げましたが、一点足先だけは冷たかったなぁ。重量ケチらずにダウンブーティを持ってくればよかったかも。

それにしても、山と道U.L.Pad15s+はすばらしいです!前回も感じたのですが、マットに当たっている体の部分が暖かく感じるんです。通常、マットに当たる部分はダウンのロフトが潰れて冷えが伝わってくるものですが、逆なんですよね。-15℃という環境下でも1枚で十分暖かい。それでいて113gって驚異的です。Expedのダウンマットも持っているんだけど、もうこっちでいいかなという感触。しかも表面のエンボス加工のおかげでマットが雪上でもズレていかないのもgood。ただ一点、傷つきやすいのが弱点です。今回ザックの外に付けてかなり乱暴に扱ったせいか、擦り傷・切れ・へこみは多数できました。まぁそれでもすぐにダメになるような傷じゃないし、断熱性能には影響ないので、あまり気にしていません。

ここまでマットが暖かいと、シュラフの床側のダウンを省略したキルトタイプのスリーピングシステムがより現実的になってきますね。ただ、マットとの接続部分から冷気が入り込む心配もあるので、ダウンを上面に集めることができる構造のシュラフ(WMのコンティニュアスバッフル構造のような)で使うと、より暖かく過ごせるかも。さらに、フードの部分は自分の息で濡れてしまうことが多いので、シュラフはフードレスにして、フードつきのインナーダウンジャケットにすることも軽量化と快適性を両立する手かもしれません。

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当日は月齢27日、街の光も遠く、風も弱く、漆黒の静かな夜でした。

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