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2012-08-03

120727-28 黒岳・白谷丸 -第1日-

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山泊まり

酷暑が続く日々。長男より再リクエストのあった山頂テン泊に出かけることにした。例によって行先には最後まで迷った。テントが張れる見晴らしのいい山頂となるとそれなりに場所が限られる。さらにはこの時期、毎日のように熱雷が発生しているので、山深いエリアは行動しにくいのであまり気がすすまなかった。結局当日朝まで悩んで、小金沢連嶺の南端にある白谷丸に決定。

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アプローチは湯の沢峠からが近いが、さすがに近すぎるのと、昨年に峠付近を歩いているので、大峠から黒岳経由で登ることにした。前日の雨雲レーダを見るとお昼過ぎに激しい雷雨があったようで、今日も同じようなパターンになると読んで12時半に峠着。雨をやり過ごしてから出発することにした。

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ほどなくして雷鳴とともに土砂降り。やはり出発を待ってよかった。お昼ご飯を食べながら1時間ほど過ごすと、また夏空が戻ってきた。

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雨が上がってモワッとした空気の中、出発。

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最初は明るい林。

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しかし、すぐに急登になる。あたりは背の高い笹が生えているものの道はしっかりしているし、周囲もすこし刈り込んであるので歩きやすい。快調に登って赤岩の丸の小ピーク(1792m)に到着。

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小ピークは展望はないが、手前に富士山を望めるポイントがあった。雲からちょっとだけ頭を出している。

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赤岩の丸から先は林相が変わり、苔むした地面からコメツガやシラビソの湿った林になる。標高も1800mを超えて涼しい。雨で一旦下がった気温が、晴れて再上昇してきていただけに助かった。

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登山道以外はほとんど苔に覆われているといってもよいほど。今回は泊まりがメインで、道中の景観にはあまりこだわっていなかったが、思いがけずいい道だった。

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稜線直下は少し急になっているが、それもわずか。それにしてもこの森は倒木が多い。大木に育っているものが少ないのは土壌や気候的な理由があるのだろうか。

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稜線に出てすぐ黒岳の山頂がある。特に展望もなく荒れ地のような場所なので長居せず通過。ここから先、白谷丸へは一旦鞍部へ下るのだが、そこに広がる広葉樹林がすばらしかった。

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下草が少なくほどよい樹間。雪が積もったらぜひ滑ってみたい。緩斜面だし標高差も30mぐらいしかないが。

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規模は小さいものの、山梨の森林100選に選ばれているらしい。針葉樹系の樹木が卓越する一帯にあって、なぜここだけ広葉樹林が広がっているのか不思議。昔はこんな森林がずっと広がっていたのだろうか。

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そして鞍部から少し登りかえして森を抜けると、一気に視界が開ける。ここが白谷丸。本来なら富士山や南アルプスの峰々が見えるはずだが、水蒸気の多い今日はガスの中。それでもずっと展望のない道を歩いてきたこともあり、爽快感はかなりのもの。大峠から登ってきてよかった。

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白谷丸から南面は草原が広がり、ところどころに巨岩と樹木が点在して庭園のようになっている。

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足元にはウスユキソウ。

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巨岩を割るように生えるドウダンツツジ。バックの富士山が姿を現せば、絵になりそうだ。

付近を散策し、白谷丸の南方にあるピーク(茶臼と呼ぶらしい)にテントを張ることにした。

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傾斜もなく荒目の砂地なのでテン泊好適地。見晴らしも抜群。

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横にある岩が背もたれにちょうど良い。夕焼けを眺めながら夕食をとることにした。

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燃料は今回もエスビットだが、新しい着火道具にトライしてみた。UCOのストームプルーフマッチ。水や風に強く、長時間燃焼するので種火に最適だと考えた。使ってみると確かに力強い。マッチというより花火といったほうがよいかもしれない。エスビットにも余裕をもって着火できた。

ただし、マッチの点火には少しコツがいるようだ。何度か失敗するとスリ薬が減って使えなくなってしまう。仕方ないのでライターで点火した。今のところこのマッチを一発で点火する自信がないし、保険のためライター(フリント式がよいのかも)を併用しようと思う。

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日没間際、なかなかダイナミックな夕焼けになった。

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富士山もうっすら姿を現した。

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月が出た。

狙ったわけではないが、今日はみずがめ座δ南流星群の極大日。月が出ていてもいくつか観測することができた。さすがに真夏だけあって、少し羽織ればテントの外でも寒くないので、マットを敷いてボケーッと空を眺めていられる。夜半に月が沈んでからは調子が良いと3分に1個ぐらいは見ることができた。

都会に近く、水蒸気も多い季節なので、何となく空が白んで明るいのは仕方がないか。

富士山の山腹には、ハイカーのヘッドランプの列がチラチラ見えていた。

(つづく)

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