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2012-08-25

120813 磐梯山

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言わずと知れた名峰。

夏休みは裏磐梯に滞在し、周辺の山へ登ったり、自転車に乗って過ごすことにした。冬の裏磐梯は学生時代から何度も訪れたことがあるが、夏は中学の学校行事以来だ。当時は確か裏磐梯高原ホテルに泊まり、五色沼トレッキングと磐梯山登山だったと思う。磐梯山は天気が悪く、頂上までは行けなかったと記憶している。

さて、今回5泊6日の日程を組んだが、週間天気予報は芳しくなかった。初日も午後から雨ということで、短い行程しか組めないと考えていたが、早朝に猪苗代の高速ICを降りると磐梯山が頂上までスッキリ見渡せ、天気の崩れも夜までずれ込んだ予報に変わっていた。そこで、早速磐梯山に登ってみることにした。

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出発は八方台登山口から。数ある登山コースの中で、一番標高差の少ないルートだ。磐梯山ゴールドライン(無料開放中)が磐梯山と猫魔ヶ岳をつなぐ峠を越えるところに大きな駐車場がある。お盆のシーズンということもあり、朝8時前でほぼ満車だった。

お座りができるようになった末っ子は本日チャイルドキャリアデビュー。妻もこれを背負って登るのは初めてだが、抱っこ紐よりも安定しているし、大丈夫だろう。

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最初の1キロぐらいは、2歳児でも歩けるぐらいの平坦な遊歩道のような道を歩く。周辺はブナの純林で、涼しくて気持ちがいい。

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中には雨宿りできそうな洞を持つ大木もあった。

斜度が増し、道が蛇行して小さな丘を登りきると、硫化水素臭ただよう中の湯温泉跡に到着する。ここまで道幅が広かったのは、温泉宿営業当時には車両が出入りできるような林道になっていたためだろう。

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やや窪地になった部分に廃屋となった宿と、野湯となった温泉がある(かなりぬるいらしいが)。1990年代までは営業していたらしく、建物もそれなりに外形をとどめている。

中の湯について少し調べてみると、以前は上の湯、下の湯というものもあったらしい。しかし、1888年の磐梯山の噴火(小磐梯の山体崩壊)によって失われたという。また、噴火当時にこの中の湯(現在とは異なる場所だったようだ)に泊まっていた客が被災の証言を残している。その証言を元に噴火の状況を考察した論文があり、なかなか興味深い。

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中の湯を過ぎると、これまでさぼっていた分を取り返すように急登が始まる。多くの人に歩かれているだけあって、段差が大きい。次男は中の湯手前でギブアップして、すでに背負っていて重く、やや寝不足気味なこともあってキツかった。

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基本的に樹林帯だが、ところどころこのように展望が開ける。ザレてる尾根の向こうに見えるのが銅沼(あかぬま)だ。確かに赤茶けた独特の色をしている。

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他にも桧原湖や

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崩壊斜面を見ながら登っていくと、頂上直下の鞍部にある弘法清水に到着する。

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その名の通り湧水があり。つめたくておいしい。小屋も営業しており、おそらくこの湧水で冷やしていると思われる冷えた飲料も売っていた。

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小屋から頂上まではひと登りだが、やはりキツい。斜度もあるが、周囲が灌木に覆われてトンネルのようになっていて、チャイルドキャリアのサンシェードがいちいち引っかかる。そのたびに屈まなければならず、余計に体力を消耗した。

それでもいつか終わりが来るわけで、やっと灌木帯を抜けるとすぐ頂上だった。ほぼ独立峰で周囲にこれ以上高い峰もないだけに、展望は全方位すばらしい。

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猪苗代湖と周囲の青々とした田園。

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背中合わせのアルツ磐梯と猫魔スキー場。

足元に目を移せば、

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岩峰と櫛ヶ峰。

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山頂から北東~東斜面は沼ノ平まで切れ落ちている。ここも古い爆裂火口なのだろう。変化に富んだ山旅をするなら、多少時間はかかるが猪苗代側からこの沼ノ平を経由するルートが良さそうだ。少し単調な八方台ルートに比べて、樹林帯も沼も草原もあり、沼ノ平から仰ぎ見る磐梯山も見ごたえがあるはず。

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猪苗代湖のよく見える山頂の南端でお昼とした。

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途中から背負われて体力が有り余っている次男は、岩場を何度も登り降りして楽しんでいた。ブツブツ何か実況しながら自分の世界に入っている。

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そういえば頂上にも小さな小屋(売店?)があった。今営業しないで、いつ営業するのだろう?

次第に山頂付近に雲がかかるようになってきたので、雨に降られないうちに下山することにした。あの急登を降りるのかと思うと気持ちが萎えたが、今回は下りのほうが楽だった。というのも、登りで邪魔だった灌木が下りでは手摺として役立ったので、重荷はあまり負担にならなかった。

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弘法清水で一服後、次第にガスってきてポツリポツリと来た。しまいには雷鳴も聞こえるようになり、足早に下山する。

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途中で念のため雨具装着。といっても、アライテントのビバークツェルトスーパーライトをチャイルドキャリアにかぶせて体の前で結んだだけ。チャイルドキャリア専用のレインカバーも売ってはいるが、ツェルトのほうが軽いし、体ごと覆えるし、ツェルト自体多用途に使えるのでこの方式にしている。

結局は大して降られなかった。

夏休み初日から頑張って歩いた。初めてのチャイルドキャリア×2で臨み、特に問題なく行動できた。というか今後はこのスタイルでないと山へ行けない。妻も体力がついたのか、バテることなくついてきた。何より走ることと登山が嫌いと公言していたのに、山を始めて2年でここまで来られるとは。やはりランドネの影響は大きいか。自分も毎度の重荷にもだいぶ慣れた。やはりオスプレーザックの作りがいいのかな?今後の山行が楽しみだ。

最後にトラックデータ。

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