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2012-11-15

121110 牛奥ノ雁ヶ腹摺山・小金沢山

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晩秋の展望ハイク

再び小金沢連嶺を歩いた。今年の7月に長男と白谷丸でテン泊して以来2回目。このあたりの峰々は近く、眺めがよく、それほど人が多くないのが気に入っている。今回のターゲットは連嶺の中心部ともいえる牛奥ノ雁ヶ腹摺山と小金沢山だ。

アプローチは小屋平、湯ノ沢峠、大峠からと思っていたが、山と高原地図『大菩薩嶺』2012年版を見ると、日川林道からダイレクトに牛奥ノ雁ヶ腹摺山に登り上げる道がある。破線ではあるが、道は比較的明瞭とあるし、先人の記録を見ても一般ルートと遜色ないようだ。そこでこのルートを使って小金沢山までピストンすることにした。

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登山口。標識も小さく出ている。駐車スペースもすぐ近くにあり便利だ。ここで標高1600m。

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階段が整備され、笹も刈払いされている。最初は少し急な直登だがそれもすぐ終わる。

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あまり人が歩かないのだろう。乾いた落ち葉が厚く堆積している。ガサガサ音を立てながら進む。この感触はノートラックパウダーに通じるものがある。

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周囲は落葉松に落葉樹が混じる。ところどころ大木もあり、歩いていて楽しい。

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枝振りが立派なブナもあった。

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道中。このような標識を何回か見かけた。それほど新しいものではないようだ。手軽に連嶺中心部にアクセスできるので、もう少し使われても良さそうに思える道だが、普通に山歩きする人にとってはちょっと中途半端な位置なのかもしれない。

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ようやく地面にも日が射すようになった。葉の落ちた樹間からは、大きな富士山が見え隠れしている。

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標高1800mあたりから岩がちな土壌となり、細い木そして針葉樹林が多くなる。

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針葉樹が林立する中、少し空が開いている場所に力強く生きる落葉樹。

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標高1900m付近で、登山道はこの大きな岩にぶつかる。この岩に回り込んで登ると、大パノラマが開けた。

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言うまでもなく富士山。

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甲府盆地と南アルプス。写真では確認は難しいが、右後方には乗鞍岳が白く見えていた。手前の山塊は落葉松の紅葉が見事。

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大菩薩湖と奥秩父の山々。

この大岩から1950mの小ピークにかけては、このような展望の良い道だ。わずかに下って下草が熊笹になると頂上は近い。

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明るい雰囲気に心も軽い。

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牛奥ノ雁ヶ腹摺山に到着。

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山頂は明るくて開放的な雰囲気。強風の予報が出ていたが、無風。寝転んでいると思わずウトウトしてしまう。小春日和と言っていいだろう。

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もちろん展望は申し分ない。が、パノラマという点では先ほどの大岩に軍配が上がる。

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大休止の後、小金沢山に向かう。ここからはアップダウンの少ない稜線を歩くので、次男も自力で歩かせる。本人は意欲満々。

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こんな尾根道歩きたかった。

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笹原と樹林帯が交互に訪れる。樹林帯も決して密ではなく、すっきりとした印象。雪が積もったら結構楽しいのではと感じた。

ほぼ水平の道をしばらく歩いた後、目の前に明るい斜面が広がった。

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ここを登りきれば、あとはまたほぼ水平の道だ。

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ここは見晴らしがいい。富士山方面、そして関東平野(都心方面)も同時に眺めることができる。もうここでお昼でいいとも思ったが、小金沢山まではあとわずかなので先に進む。

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天然の盆栽的な...。

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枯木が増えてくると、少し荒れた感じの山頂に着く。事前の調査でも、あまりいい印象はなかったが、その通りだった。展望も限られた場所からとなり、ご飯を食べながら景色を楽しむという感じではない。また、ここまで来ると大菩薩方面からのハイカーも多く、昼時ということもあって混雑している。そんなわけで早々に退散し、先ほどの見晴らしポイントまで戻ることにした。

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途中で太陽が雲に隠れたりして肌寒い思いもしたが、日差しが戻るとまたポカポカ陽気になった。晩秋の2000m級の山であることをすっかり忘れていた。太陽の力は偉大だ。

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都心方面の眺め。カメラの倍率的に、まったく町並みは見えないが、肉眼ではしっかり都心の高層ビル群とスカイツリーを確認できた。さらには東京湾を挟んで内房まで見渡せた。

後で地図を確認して改めて思ったのは、この小金沢連嶺が関東と中部を分けている峰々であるということ。西方は乗鞍岳、東方は房総半島まで望めるというのも納得がいく。地味ではあるが、中々重要な場所に位置しているのだと感じた。

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牛奥ノ雁ヶ腹摺山まで戻ってきた。日の傾くのは早い。急がねば。

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落葉松の黄葉が夕日に輝く。今日は最後まで天気に恵まれた一日だった。

最後にトラックデータ。

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コメント

> 地味ではあるが、中々重要な場所に位置しているのだと感じた。

その名の通り、渡りをする雁がぎりぎり稜線を越えていく姿が見られる場所らしい。
人が山越えをする時に見出した峠とは位置が異なるが、渡り鳥たちにとっても、越えやすくわかりやすい場所なのだろう。
ただし、同名の山は複数あり、ピンポイントでなくこのエリア全体が渡りの道で、(ここからは想像だが)里から見て特に鳥が山にぶつかりそうに見える山、すなわち鳥が回避しない(気流が乱れない)おおらかな山容で、かつ目立つ山にその名が付いたのではなかろうか。

投稿: えむとら | 2012-11-15 10:51

>えむとら

そうだね。甲府側から見ると、同じような高さをもって連なった塀のように見える。他の地域へ行くためには越えねばならない象徴的なものでもあっただろうね。
地形的には山梨と神奈川の県境はここにあってもいいと思うんだけどね。

投稿: ritz | 2012-11-16 05:53

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