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2013-03-16

130311-12 田代原・白尾山 (2)

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白尾山侮りがたし。

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狭いテント内で凍えながら準備する冬とは違う。陽が射すと急に暖かくなった。やはり春だ。でもまぁ急がない。そんな雰囲気の朝である。

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昨日から雲というものを全く見ない。今日は白尾山へ登り、良さそうな斜面を滑降。幕営地で荷物をまとめて大行山経由で帰る予定だ。

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午前8時半に出発。

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林道周辺の森の雰囲気もなかなかよい。アヤメ平に続く尾根の東面はずっとこんな感じなのだろうか。標高差は小さいが、楽しめそうだ。しばらくしてこの森を離れ、冬路沢へ向かう。

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対岸の白尾山南西斜面を眺める。この斜面は標高差500mほどでさほど大きくはないが、植生の変化があって、登っても滑っても楽しい。低標高から太いブナの開放的な疎林帯で始まり、やや密なブナ幼木帯を経て広葉樹がちな混成林へ、そして次第に針葉樹が優勢になり稜線に至る。

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冬路沢を渡る。この沢の川幅はせいぜい2mと狭いが、意外と雪が割れていてスノーブリッジがある場所が限られる。前回1月末に訪れた時も同じ感想を持った。積雪は十分だが、水流の勢いがあるということか。

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尾根に登り上げると開放的な斜面が広がった。足元の雪は硬く、シールがよくグリップする。広いので、それぞれ思い思いのルートを取り、時折無線で互いの位置を確認しながら登る。

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雪面に映る影も力強い。これまた春を実感する1コマだ。

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振り返ればもう富士山が見えている。さすが富士見と言われる場所だ。上空を何度もヘリコプターが行き来している。尾瀬沼方面への荷揚げ作業だろうか。

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瘤だらけのダケカンバ。菌によるものらしいが、宿主も枯れずにいるということは、うまく共生しているのだろう。

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だいぶ登ってきた。空が大きくなっていく。稜線直下は少し急になり、ジグを切る。

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稜線到着。やはり至仏山に目が行く。今日滑ったら楽しそうだ(実際に滑った人がいたようで、帰りにトラックがあった。)。

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至仏と双璧をなす燧ヶ岳。

他にも、上越国境の山、湯の丸山、四阿山、草津白根山といった上信越の山、富士山、南アルプス、八ヶ岳、そして乗鞍岳まで見えていた。やっぱりパノラマ撮影機能が欲しくなる。

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しばらくして、えむとらも到着。これからの行動を相談する。登ってきた斜面の雪はまだ硬く、もう少し緩んでから滑りたい。時間はまだ十分あるので、白尾山の本当の頂上まで行ってみることにした。夏は展望が無いということだったが冬はどうか。

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本当の頂上は中央のなだらかな丘の向こう。一旦10mほど下り、雪原を歩く。夏はこのあたりにも湿原や池塘が出現するようだ。段々と見える山々も変わってくる。

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ロングワンデイマニア垂涎の平ヶ岳。よくあんな遠くに行くものだ。しかし往復するだけでは、スキーで行ってもあまり楽しそうじゃないな。

頂上まで行ってみると、夏の間視界を遮っていると思われる木々は雪の下だ。先ほどまで見えなかった会津方面の展望が開けた。

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まず目にとまるのはきれいな円錐形をした磐梯山だ。そこから西吾妻山といった山々が後ろに控える。また、どっしりと裾野を広げた博士山や、その肩口には遠く蔵王連峰まで見渡せる。この展望はなかなか見ものだ。このためだけにも頂上に立ち寄る価値はあると思う(冬限定?)。

さて、当初は登ってきた斜面に戻るつもりだったが、頂上から東側を覗くと何やら楽しげな斜面が。地図から察するに標高差200mぐらいは素直な斜面になっている。斜面の方向や斜度からして、いい雪が残っていると直感した。お昼を食べながら、東斜面を滑ることを提案。えむとらも予想していたようで、快諾。

斜面は上部がオープン、途中から疎林帯となっている。あまり深追いせず、おいしいところだけ頂くことにした。

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おお、これは良さそうだ!

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決してパフパフではないものの、柔らかい雪が待っていた。板も走る。思わず声が上がる。

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シアワセtracks

こうなると登り返しも苦にならない。余韻を楽しみながら再び頂上へ。さらに続いて湿原のあるコルから南面の沢へ落とすことにした。さすがに日当たりが良く、雪はやや重くなっているものの、気持ちよい斜面が続く。探せばいい斜面がどんどん出てくる。

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オープンバーンをつなげていく。

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GO!GO!えむとら

えむとらは足に来たと言っていたが、楽しんでもらえただろうか。

沢底にぶつかる手前でトラバースして、登りトレースに合流する。ここまで来ると、さすがにストップスノーも出現し、滑りにくい。もう少し待って、気温が下がってきた頃を狙った方が良かったかもしれない。

幕営地には午後3時着。大行山はパス。撤収してそのまま林道を下ることにする。

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さぁ、帰ろう。

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林道はスノーモービルの跡がつき、スーパーハイウェイになっていた。スピードが出て結構楽しかった。

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スキー場に到着。おつかれさま。

さわやかな春山歩きと、大展望と、いい斜面、いい雪に恵まれて充実したツアーとなった。白尾山の先にはまだまだ魅力的な山々、斜面が続いている。冬に訪れるにはアプローチが遠いが、冬だからこそアプローチできる場所もある。尾瀬というメジャーエリアでありながら少しマイナーなこれらの山々に、また足を運んでみたい。

最後にトラックデータ。

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