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2013-03-15

130311-12 田代原・白尾山 (1)

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麗らか春山ツアー。

やっとテン泊ツアーに行くことが出来た。毎日のように冬と春の空気が入れ替わって天候が安定しない季節だが、何とか好天をとらえることができた。正確には天気に合わせて休みを取ったというべきか。

しかし、最初からすんなりとはいかないかった。初日の朝から行動する予定だったが、日曜に通過する低気圧が当初の予報よりも発達し、一時的な冬型が強まっていた。回復傾向とはいえ、北日本や標高が高い山では影響が残ると考え、比較的標高が低くて風の影響を受けにくいエリアで、お昼からの行動開始とした。

尾瀬戸倉からアヤメ平へ向かう林道を歩き、田代原という湿原で幕営し、翌日、白尾山と周辺を滑るという計画だ。ここは2008年に日帰りで来ている。ルート的にはワンデイなのだが、山泊まりするという目的もあり、春の山をのんびり楽しみたいという意図もある。

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午前中のテレ練でコテンパンにやられたこともあり、アルペンで行く。ザックは昨秋に購入したBDのMurcury65。泊まりスキーツアーのために買ったので、いよいよ本番という訳だ。幕営地まで遠くないということもあり、軽量化する必要はない。快適に過ごすための余計な装備も詰め込んでおく。それでも20キロは無いと思う。

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しばらくは林道を道なりに進む。風は止み、快晴。春の力強い日差しですぐに汗が噴き出す。トレースは無いが、ラッセルもない。うっすらモービルの跡が確認できる。富士見小屋の関係者のものと思われる。

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今回のパートナーはえむとら。今シーズンはあまり山に入れていないので体力的に心配と言っていたが、このルート・天候であれば全く問題ないだろう。

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富士見下山荘跡付近の九十九折れから林道をショートカットする。さっそく見栄えのする大木が現れた。ほんとに気持ちのいい陽気でシアワセを実感する。

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この付近には気象観測施設があった。銘板は見つけられなかったが、位置的に国交省のテレメータ『戸倉』で間違いないだろう。昨晩から数cm積もったらしい。

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やや急な登りをこなすと、湿原から流れ出る小さな沢にとりつく。樹木もまばらで、思わず立ち止まって休憩したくなる。そんな緩斜面をゆるゆると登っていく。

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あたりが落葉松林になると湿原は近い。

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ここが今日の幕営地。田代原。標高は1500mあるが、ぐるりと山に囲まれているため、盆地のような雰囲気だ。

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ポットラックを湿原の北端に設営する。数センチの新雪の下の雪はよく締まっていて、スノーペグがよく効く。テントポールの貫入も少なく、当て木をすることなくそのまま使えた。

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豪華なリビングセットも作った。雪面をくりぬいてできた穴を足置きにし、取り出したブロックを背もたれに。肘掛をつけ、背もたれを体に合わせてシェーピングすれば、ソファーの完成だ。これで屋外でのびのびと食事ができる。

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荷物に余裕があったので、メインは鍋にした。やっぱりローソンの少量パック冷凍肉は便利だ。今回は鶏肉を使った。このシリーズをぜひ充実させて野菜とかもリリースしてもらいたいものだ。その他には期限切れのアルファ米や缶詰など、在庫処分メニューが中心。

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火器はガスとエスビットの二本立て。基本はガスで済ますが、エスビットは水を作ったり、翌日の昼用に持ち出したり、バックアップとして重宝する。風防兼ゴトクのカルデラコーンはクッカーに収まり、重量増も燃料入れて50g程度だ。

食事を済ますと、あとはやることがない。ただシュラフに潜り込んで空を見上げてボーっとしているだけ。もの思いにふけるということもない。でもそれはとても幸せなひと時でもある。

無風。じっとしていると全く音がしないのだ。遠くで時々ホーホーと鳥の声がするだけ。自分の鼓動だけが体の中で響く以外、ほんとに何も聞こえない。屋外にいてこんな経験をするのは久しぶりだ。

気温は-10℃を下回っているが、今日はダウンインナー上下に加えて豪華にもテントシューズを履いている。それでダウンシュラフに入っていれば、寒くは無い。あらためてテントに入ることも面倒になり、二人ともそのまま外で寝てしまった。

夜中はさすがに冷えて時々目を覚ましたが、目を開けると目の前に星空が広がっている。こんな贅沢は無いと思った。

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夜が明けていく。日の出時刻になっても、盆地なのでなかなか陽が射さない。この頃に最低気温-14℃を記録した。

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起きると芋虫が横たわっていた。陽が射すまで脱皮できないらしい。

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午前7時ごろ、ようやく湿原にも陽が当たり始めた。今日もいい日になりそうだ。

(つづく)

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