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2013-06-09

130606 月山

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夏スキーの聖地へ。

先週末は恒例の乗鞍納会だったのに、予定が変わりドタキャンしてしまった。だからという訳ではないが、今シーズンはなかなか板を納められない。やはりテレマークという新しい遊びを知ってしまったからなのか。それも、本格的にテレを始めて上達が伴って一番盛り上がる時期だからなのか、それともこの時期の山をテレで滑ることに魅力を感じるからなのか、自分でもわからない。

ただ言えることは、まだまだ滑りたいということだ。そして山スキーというよりも、とにかく滑走したいということ。となると月山しかない。立山にもTバーがかかっているらしいが、コスパが悪そうなので却下。アプローチが遠い月山だが、頑張って行ってみることにした。片道6時間弱。まぁ、日帰りできない距離ではない。

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朝の姥沢駐車場から。名物の大斜面のコブのラインがくっきりと見える。あれをテレでこなすのは厳しそうだ。滑るところはあるだろうか?

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まずは板を担いでペアリフト乗り場まで。最初はアスファルト歩きで、宿の集落から先は雪の上になる。帰りに気付いたのだが、集落の裏手には駐車場からずっと雪の上にトレースがあった。ウロコなら歩くべきだったか。なお、スキーキャリーサービスといって、駐車場からリフト乗り場までスキーを運んでくれるサービスがあるらしい。まぁ、大した距離ではないので利用することは無いだろう。

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事前に雪が多いという情報は得ていたが、雪はしっかりリフト乗り場まで着いている。この時期の月山は板を外して乗り降りすることも多いようなので、やはり今年は雪が多いのだろう。テレは板装着にひと手間かかるので、これは有難かった。変な言い方だが、普通のスキー場として楽しめそうだ。

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午前8時より営業開始。早速乗り込む。今日はメンズデーということで、通常4,600円の一日券が3,300円だった。リフトに乗ると、ブナの新緑と残雪の朝日連峰が美しい。

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リフトを降りると、正面に姥ヶ岳とTバーが見える。あちらを利用するには、さらに1回券(200円)か11回券(2,000円)が必要になる。しかし距離が短く、あまり利用価値があるとは思えなかったのでチケットは購入しなかった。

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コースは沢コースと大斜面に分かれる。一本目は沢コースを滑る。コース幅としては少し狭いが、ピステンがかかり練習には最適な斜度だ。雪はシャバシャバ。所々汚れ雪もあるが、滑走性は総じて良い。気温が上がってもストップ雪になることは無かった。雪の量も十分だ。

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一方の大斜面はこの通り。ほぼ全面コブ斜面だが、上部1/4ぐらいはコブの無い斜面もある。来場者のほとんどはコブ斜面の練習に来ているのだろうか?

沢コースを中心に3本滑った。調子はいい。このままゲレンデ内に留まってもいいが、せっかくウロコで来たのだ。機動力を活かしてBCエリアに行ってみることにした。姥ヶ岳から月山に続く稜線から南側に開けた沢状の地形へ。牛首ゲレンデと呼ばれているらしい。

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リフト終点から小尾根を乗越すと、牛首ゲレンデの大斜面が広がる。しっかりと雪が着いてどこを滑っても問題なし。一本の標高差がせいぜい150mなので、あちこち気に入った斜面に登り返して楽しむ。斜度も緩めでウロコ天国。登りと滑りが途切れなく行動できるのは山との一体感が増していい。山を滑り歩いているんだという感覚が心地よい。沢の中にいると辺りは雪だらけだが、稜線上は春というか初夏だ。

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あっちにも。

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こっちにも。

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そっちにも。

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稜線からは日本海側の展望がすばらしい。やや霞んでいるが、鳥海山。あちらもまだまだ雪が残る。

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月山本峰。雪は標高1750m付近で切れている。もっと雪があれば山頂まで行き、山頂から東斜面を滑りたいと思っていたが、この状態だと登りが少し厳しい。夏道を歩く靴は持ってきていないし、今日は滑りたい気持ちが強い。山頂の向こう側の斜面はまたの機会に。

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そしてまた雪の世界へ。シアワセ。

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姥ヶ岳の上空に2重の日暈が出た。上空に薄い雲がかかってきたようだ。

合計7回ぐらい登り返しただろうか、目ぼしいところは一通り滑ったので一度スキー場ベースまで戻る。沢をそのまま下り、リフトの架かる尾根を回り込む。

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上部は広い雪原のトラバース中心、下部は残雪ブナ新緑斜面となっていた。やや藪がうるさいものの、気持ちの良い斜面。虫さえ襲って来なければ、長居したかった。

時間は午後1時。実はこの時点でかなり満足してしまっていた。遠出しているし少し早く帰ることも考えたが、リフトに4回しか乗っていなかったので勿体なく感じ、もう少しゲレンデで滑ることにした。

ただ漠然と滑っても面白くないので、課題を持って滑る...訳ではなく、ただ漠然と滑っていたら、気付いたことがあった。

今一番しっくりこないのがターンの切り替え動作だ。切り替え自体はできているのだが、どうも頭で考えて体を動かしている感覚から脱却できないでいた。意識して前足と後足を入れ替えしている。どこで足を入れ替えるべきか考えている。ターン切り替えと足の入れ替えに一体感が無いのだ。それはつまり、理にかなった体の動きになっていないということでもある。何が足りないのか。

今シーズン、テレを始めて2日目の時に、

『ターン後半でブーツとともに押さえつけられた内脚のスキーがターン切替で解放され、弾むように次の外脚になるべくシュッと前に出る感覚も何回か体験することができた。』

と書いている。その後、もっと基本的な部分で試行錯誤していたのですっかり忘れていたが、少し基本が抑えられたところでこの感覚を思い出した。しっかりと後足(内脚)を踏んでおけば、ターン切り替え時に抜重してテレマーク姿勢を緩めるだけで、自然と次なる前足(外脚)が出てくるということだ。

ただし、板を踏むポイントにはスイートスポットがある。逆に、スイートスポットを踏めていることが正しいテレマーク姿勢の証とも言える。そのスイートスポットを探しながら滑る。

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スイートスポットを踏めるようになると、素早いターンの切り替えしも可能になり、斜度のある狭い斜面を滑ることが出来るようになる。月山の大斜面は一面のコブだが、ラインの間にわずかに起伏が緩やかな道がある。そこをフォールラインを外さすに滑るのは、なかなか練習になった。

こういう気付きがあると、滑るのが俄然楽しくなってくる。もう一本、もう一本と、結局午後4時過ぎまで滑った。最後は牛首ゲレンデから姥沢小屋までのBCを一本。

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少し硬くなった牛首ゲレンデも、スイートスポットを押さえていれば、軽快に滑れる。

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最後は西日を浴びながら、新緑のブナ林を下る。

終わってみれば、BCもゲレンデも大いに楽しめた一日だった。遠くても来て良かった。困ったことに、今シーズンの区切りかつけられず、余計に滑りたくなってしまったのだが...。

最後にトラックデータ。

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スキー(ゲレンデ+山)」カテゴリの記事

コメント

笑えるほどエリアを満喫しまくりなトラック群 happy01 楽しんでいる様子が目に見えるようだ。

短くてもちょっと滑ってみたくなるような斜面があちこちにあるエリアにはモッテコイなわけだね。

投稿: えむとら | 2013-06-09 10:22

>えむとら

BCはあまり期待していなかったのだけど、ウロコにはちょうどよかった。
アルペンだと物足りないだろうなぁ。
アルペンなら、月山本峰から東側行ったほうが楽しそう。

投稿: ritz | 2013-06-09 13:13

はまっていますぁ,テレ。

納会は富士山ヒルクライムの出店で参加できず。

来週平日に,乗鞍行って,スキー納め?してきます。

投稿: 謎コン | 2013-06-11 22:43

>謎コン

お、久しぶりっす。
遅ればせなら、テレやっとります。今のところウロコ専門なのだけど。

謎コンは今やすっかり自転車業界人だよねぇ。その勢いでスキー業界に殴り込みはあるのだろうか?

投稿: ritz | 2013-06-12 01:50

私も先日行ってきました。
新緑の緑・残雪の白・空の青、コントラストがとても美しく、独特の雰囲気を楽しめました。
惜しむらくは月山東側斜面…板とブーツを途中でデポしてしまったのです(涙)

投稿: mugcup | 2013-06-12 12:09

>mugcupさん

コメントありがとうございます。
東側斜面良さそうですよね。次回は滑ってみたいです。
雪が切れてから標高差200mぐらいあるので、デポしちゃいたくなりますよね...。
今シーズンは雪が多いようなので、まだ滑れるかもしれませんね。

投稿: ritz | 2013-06-12 12:46

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