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2013-08-25

130814 石鎚山

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夏休みは四国の山へ。

今年の夏休みの行先は四国だ。関東在住の僕にとって、山に行くとなると関東甲信越から東北地方というのがお決まりのパターン。それだけ魅力的な山々があるということだが、今年はひとつ西日本に目を向けることにした。四国か九州で悩んだが、車でアプローチすることを考えると、九州はかなりハードルが高い。四国なら何とかなりそうな気がして、プランを練る。

石鎚山と剣山はすぐに頭に浮かぶが、両者は距離が離れている。前半は久万高原に宿を取って石鎚山系、東温アルプス、四国カルストで遊び、後半に剣山周辺で過ごすことにした。

というわけで初日はいきなり四国最高峰、石鎚山となった。前日の正午に家を出て、土小屋の登山口に到着したのが翌日午前1時過ぎ。道中目立った渋滞には巻き込まれなかったものの、やはり遠かった。特に最寄りの高速ICを降りてからの土小屋へのアプローチが険しい。一番走りやすい石鎚スカイラインは夜間通行止め、第二候補の瓶ヶ森林道は落石により通止め。結局、高知県道 石鎚公園線を使う。距離も長く、道も1~1.5車線、クネクネ曲り道でとても走りにくかった。

午前4時起きのつもりが寝坊して5時半。まぁ、よく眠れたのでよしとする。

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7:00 朝日を浴びながら出発。土小屋からの登山道は、石鎚山の数あるルートの中では最も標高差が少ない(約450m)。石鎚山へ続く尾根道を辿り、途中から北斜面をトラバース。ロープウェイからの登山道(成就コース)と合流し、一気に頂上に登り上げる。少し水平移動距離が長いが、出発時間が乗り物に制限されず、標高差の少ないこのルートは子連れ向きと言える。

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周囲は原生林で、ブナを中心に大木が点在。大きな岩が敷かれた道は古道の雰囲気が漂う。

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木陰が気持ち良い道が続く。まだ朝ということもあり、人も少ない。土小屋コースのほとんどの人が利用するであろう石鎚スカイラインは午前7時開通だ。一方の成就コースもロープウェイの始発も午前7時30分。早出すれば、静かな山歩きが楽しめる。

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1時間半ほど歩いて、次男がギブアップ。距離にして2キロ。もうちょっと歩いてほしかったが...。このあたりでぼちぼちハイカーが増えてくる。石鎚スカイライン組が到着したらしい。

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前方の視界が開けてきた。トンボの大群が元気よく飛び回っている。元気というかうるさいぐらいだ。午後にはあまり姿を見かけなかったから、ちょうど活動時間に当たったようだ。

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そしていよいよ目指す石鎚山の岩峰が姿を現した。

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7.1倍ズームで寄ってみる。今回は直前に購入したLUMIX LF1を持ってきた。高倍率高級コンデジで、薄型(27.9mm)・軽量(192g)ながらファインダー(LVF)を備える。まぁ、非防水なのだが、夏山には今までも普通のミラーレス一眼を使ってきていたので気にしていない。広角から望遠までしっかりとこなしてくれ、写りも素人にとっては十分な品質と感じる。機体のコンパクトさと性能のバランスがとても良いカメラだと思う。細かい撮影設定も可能だが、おまかせフルオートでもよい画が撮れるので楽しい。

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石鎚山の北斜面のトラバースに入ると、所々お花畑が出現する。そこにはアサギマダラの群れが休んでいた。時折谷底から吹き上げてくる涼しい風に乗ってヒラヒラと優雅に舞っている。翅を広げて風を捉えて滑空する様はなかなか見事。1000キロ以上の大移動をすることで有名な蝶なだけに、風を捉えるのがうまいのか。

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何本かルンゼ状の沢を越えてようやく成就コースとの合流点に到着した。ここからは標高差200m弱の急登。有名な鎖場が2本続く(二の鎖、三の鎖)。鎖場の標高差は数十mと以外と長い。しかし、ハイカーのほどんどが迂回路に進む。

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その迂回路にはこんなに立派な鉄階段が設けられている(左側通行)。そして何故か谷側に手摺が無い。安心して油断することを防ぐためなのか?

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10:30 いくつか鉄階段をクリアしているうちに、意外とあっさりと頂上に出た。弥山と呼ばれるピークで、標高は1972m。本当の頂上はこの先にそびえる天狗岳(1982m)だ。北側が垂壁というか少しオーバーハングしている。天狗岳には細い岩稜帯を辿らなければならない。僕と長男で空身で往復することにした。

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岩稜帯を辿ると言っても、斜度が緩い南面をトラバースして行くので、実際には危険度はそれほど高くは無い。ただほんの数m向こう側が標高差200mぐらいの垂壁になっていることを考えると背筋がゾクッとするが。きっと傍から見ている方が怖いんじゃないだろうか。

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祠のある山頂は狭く、記念写真を撮ったらすぐ次の人に代わるような感じだ。僕らも写真だけ撮って頂上を後にした。

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弥山に戻り、昼食をとる。西側には広大な笹原のスロープが広がる。積雪が十分なら最高の滑り台になるだろうが、南面だから厳しいか?冬場はどれくらい積もるのだろう?石鎚山系は冬場は関門海峡を抜けた寒気がぶつかって雪を降らせるというから、意外と期待できるのかもしれない。

昼食を摂っていると、次第にガスが出てきた。予報では午後に大気が不安定になるとのこと。雨具の準備はしているが、なるべくなら降られたくない。

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12:15 下山開始。緊張の空中階段だ。こういう時に限って、次男は歩くという。

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見上げると鎖場が見える。巨大な鎖が4本架かっている。相変わらず利用者はいない。聞くところによると、ここの鎖場は岩登りの補助用というよりも、鎖そのものを攀じ登って行く感じとか。

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下りは次男も頑張り、3分の2は自力で歩いてくれた。

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遠くで鳴り響く雷鳴に追われながら下る。

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ツリーラン好適地。真夏の南国四国にまで来てそんなことばかり考えてしまう。

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15:20 土小屋着。

石鎚山は、想像以上に変化のある山だった。特に土小屋からの登山道は森あり、笹原あり、花ありのルートで、アップダウンも少なく快適だ。今回は天狗岳まで足を延ばしたが、その先の南尖峰を経て土小屋コースに合流するルートは、山深くて楽しそうだ(ファミリー向けではないが)。また、弥山から先、尾根伝いに二ノ森を目指すのも爽快な歩きになりそうだ。いつか縦走してみたい。

最後にトラックデータ。

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コメント

あら,懐かしい σ(^^; 景色が。地元(西条市)の中学の行事でロープウェイから登って以来,約 40年行っていません σ(^^; が,あの時は山頂へは鎖で登って階段で下山しました。しかし立派な階段になったなぁ。積雪は結構あります。山と渓谷社の「ドキュメント雪崩遭難(安部幹雄)」でも2例紹介されている程度に積もります。 (^^;

投稿: がうやん | 2013-08-25 21:14

>がうやん

どうもです。おお、地元でしたか。あの階段が無かったころはどんな感じだったんでしょう?下を覗くかぎり、ほとんど歩けるような斜面ではなかったように見えました。

そうですか、雪崩事故が起こるくらいに積もるのですね。確かに地形的にはヤバそうなところがいっぱいでした。「ドキュメント雪崩遭難」は手元にあったので読み返してみました。まさに今回通過した迂回路で発生しているのですね。ううむ。

投稿: ritz | 2013-08-26 00:01

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