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2013-09-10

130816 皿ヶ嶺

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皿で遊ぶ。

石鎚山系の西方には、久万高原と松山市・東温市を隔てる標高1000~1400mの山並みがある。地元では東温アルプスと呼ばれていて、自治体もガイドマップを作成してPRしている。アルプスといっても険しい山容ではなく、森林に覆われた穏やかな山々だ。それでも東西10キロ以上に渡る山地のため、味わい方は多様だ。ファミリー登山はもちろん、ちょっとした縦走まで楽しめるという。

その中でも皿ヶ嶺はシンボル的な山である。例によって僕は山頂付近にある平坦地が気になって行ってみる気になったのだが、調べるととてもメジャーな山だった。登山道は複数あるが、今回は一般的な風穴コースを行く。ガイドによればスタートから自然林が楽しめるとのことだった。気になった平坦地は竜神平と呼ばれ、避難小屋もあるらしい。

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風穴コースはその名の通り、風穴がある。というか風穴がスタート地点で、上林森林公園の中にある。公園は良く整備され、風穴以外にもキャンプの出来る広場がある。上の写真は風穴に人工的に掘られた穴。中にあるのは青いケシのプランタ。風穴の冷気を利用して栽培しているらしい。よく見ると1,2輪咲いている。

風穴は天国のような涼しさ。寒いくらいだ。だが、少しでも離れると生ぬるい空気が纏わりつく。涼みたい気持ちを抑えて歩き出す。

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いきなり巨木登場。この後もいくつも出現する。風穴があるぐらいなので、少し岩がちな土壌であり、急傾斜で崩れもある。樹木にとってはやや厳しい生育環境にも思われるのだが、そうでもないのか。

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道は九十九折れになっていて斜度はきつくない。次男も今日はモチベーションが高い。歩き切れるか?

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テーブルのような岩があった。

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三股、いや四股?

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こちらも雰囲気がある。

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効率よく高度を稼いでいく。樹間からは下界が望まれる。いやぁ、暑そう。

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誰が作ったのか背もたれ付の切り株椅子。苔生してヒンヤリしそうだけど、もったいなくて座れなかった。

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今日は長男が積極的に次男をサポート。これは大いに助かった。夏休みのお手伝いカードのポイントをゲットするためか?次男を飽きさせないように、いろいろな話題を出して話しかけている。本人なりに工夫をしているようだ。

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急斜面のトラバース道が終わり、平坦な杉林を抜けると竜神平への入口があった。皿ヶ嶺へはここを右折する。

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竜神平が近い。しかし楽しみは後にとっておく。ここから竜神平経由で山頂に向かうこともできるが、手前で右折して十字峠経由で山頂に向かうことにする。

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その分岐でみつけたセミの抜け殻。どうやらキュウシュウエゾゼミのもののようだ。かなり大柄でアブラゼミより大きい。なぜ判別できたかというと、宿でもらった面河山岳博物館の特別展「ぬけがらコレクション」のパンフレットにでかでかと登場していたからだ。

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そのキュウシュウエゾゼミが鳴く林を登って行く。まだ展望は無い。標高差は大したことないのだが、意外と長い。そろそろ次男も限界が来ているのか、休み休みで待ち時間が多くなってきた。

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いくつかコブを越え、南端にある山頂を目指す。ようやく視界も開けてきた。

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山頂全景(クリックで拡大スクロール)。小さな広場を取り囲むようにベンチ・テーブルがあった。ここでお昼にする。お盆を過ぎた平日金曜日ということもあり、人はいない。ベンチを少し移動して贅沢に使わせてもらった。

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展望は主に久万高原方面が開ける。残念ながら水蒸気が多く霞んでいる。

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帰り道は行きと違い、ダイレクトに竜神平に降りる道を選ぶ。何だかワクワクする入口だ。

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登ってきたコースと異なり、原生林が濃い。市民の山的存在でありながら中々に味わい深い。まぁ東京近郊の山と比べるのが間違いかもしれないが、こんな山が市街地からわずかな距離に存在するのは羨ましい限りだ。

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一か所だけロープあり。楽しんで降りる。

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あっという間に降りてきてしまった。この道を登りでじっくり楽しむのもよいだろう。

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竜神平が見えてきた。

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竜神平到着(クリックで拡大スクロール)。かつては湿原だったというが、ここも乾燥化で草原に。まぁ、ただの原っぱといえばそうなのだが、山に囲まれ系山上平坦地フェチとしては十分萌える風景。

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そして何よりその風景にアクセントを加えているのがこの竜神平避難小屋。竜神平を望む小高い斜面に佇んでいる。山登りの宿泊地としてよりも、別荘として長期滞在してみたい。

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木の香りが充満している内部は清潔に保たれており、土間には大きなテーブルとベンチ。

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一方居室は上下2段の作り。決して広くはないが、無理すれば15人ぐらいいけるだろうか。ここを1パーティで貸切れたら最高だろうな。

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今日はまだ雨は降りそうにない。しばらく遊んで行こう。

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コバキボウシ。湿生植物らしいので、かつての湿原の名残か。

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末っ子も歩かせてみた。帰りは草原を抜け、上林峠へと続く道に合流してから戻る。こちらの道も山頂直下ほどではないものの、雰囲気の良い森だった。幅広く平坦な道は、初冬の落ち葉ラッセルが楽しそうだ。

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朝右折した分岐に戻る。誰か帽子忘れていったね。

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ほぼゴール。次男は何とか歩き通した。初めてのことだ。風穴で涼んでから帰ろう。

皿ヶ嶺、侮りがたし。市民の山はいろんな顔を持つ面白い山だった。冬に雪が沢山積もったら、ぜひウロコで来てみたいと思わせる場所(そんなのばっかり...)。近くに久万スキーランドがあるくらいだから期待できるか?

最後にトラックデータ。

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