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2013-09-29

130929 都留里山

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秀麗富嶽十二景を目指したが...

先週は3日間遠出をしたので、今週は近場の山へ。さすがに残暑も落ち着き、秋らしい天候が続く。予想最高気温も23℃程度と過ごしやすそうだ。そこで中央道沿線の山へ行くことにした。

大月周辺には標高1000m前後のアクセスの良い登りやすい山々がある。そして多くの山頂からは富士山が美しく望まれる。大月市では、特に優れた展望がある山を『秀麗富嶽十二景』として選定している。今日はその11番山頂の高川山を目指す。

最も近くてメジャーなルートはJR中央本線の初狩駅から。しかし植林帯が続くとあり、あまり惹かれない。それに比べ、山頂から北東方面に伸びる尾根は自然林に覆われているという。距離は長くなるが、どうしてもこの尾根を歩いてみたくなった。さらには、例によって電車を使った山行をしたい欲求にも駆られ、富士急行の禾生駅に車を置き、電車で上大月駅へ移動、そこから高川山を目指し、禾生駅に下りるルートとした。

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禾生駅には駅が管理する日貸しの駐車場があり便利だ。駅員に300円を払う。自動改札は無い。切符を買い、レトロな改札を抜けるとホームだ。

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電車は30分に一本。準備にもたついてしまい、予定より一本遅い8時1分の電車に乗る。

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富士山の世界遺産登録を記念するヘッドマークを掲げる。単線のローカル線の雰囲気一杯の路線だが、学生を中心に地域の重要な足となっているようだ。JR中央線経由で東京への直通列車もあるようなので、都心への通勤にも利用されているのだろうか(2時間かかるけど...)?

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上大月駅を降り、国道20号の歩道で桂川を渡り、市民中央病院の先に登山道の入口があった。ここから一気に尾根に登り上げるが、その最初のピークがむすび山と呼ばれている。標識には『おむすび山』と表記があるが間違い?

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民家の庭先をかすめて登り始めると、いきなりの急登。地図を見て覚悟はしていたが...。早くも音を上げる子供たちに、ここを登りきればあとは平坦だからと励ましの言葉をかける。

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ようやくむすび山の頂が見えてきた。ここには太平洋戦争時の防空監視所跡がある。

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木々の間から田野倉方面を望む。遠くに見えている高架橋は中央自動車道と中央リニア実験線だ。手前の田んぼは淡く色づいている。

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木陰のベンチで一休み。今思えば、ここが一番休憩に適した場所だった。

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この先は気持ちの良い自然林が続く。とても雰囲気の良い森なのだが、残念なことに車の走行音が非常に煩わしい。位置的に国道20号、139号、そして中央自動車道に挟まれた場所にあり、下界との標高差が100mに満たないため、ダイレクトに音が伝わってくる。

道は小さなアップダウンを繰り返す。ニゴマンの地図では平坦に見えても細かい起伏があるのだ。今回のような里山に近い低山ではよくあることだが、子供達にはそれが堪えるようだ。

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ようやく中央道(富士吉田線)の上まで来た。この時点で高川山の山頂到達はかなり怪しくなってきた。時間的に行けなくはないが、一行の士気は低い。頭の中ではエスケープルートを描き始めていた。

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天気の良い日曜だというのに、ハイカーはほとんどいない。少し藪がちな場所もあり、歩く人も少ないようだ。さらには、マムシ、スズメバチなど危険生物に度々遭遇する。特にスズメバチは近くに巣があるらしく、登山道に横に走る木の根に数匹取りついていて踏みそうになった。

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天神峠付近には祠がある。ようやくハイカーとも出会い、ここからが高川山本番というところ。斜度も増し、非常に滑りやすい斜面を登って行く。途中ロープも出てくる。ついに長男が帰りたいと言い出す。ここまで歩いた距離は4キロほど。しかしアップダウンが続き、展望も少なく、特に変化のない森を歩いてきたので嫌になったようだ。

もう少し頑張ろうと言ってみたものの、何だか僕も気分が乗らず、結局標高650m付近で小形山集落からの登山道へ下ることにした。

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というわけで下山。あっという間に登山口。さて、ここから近いのは田野倉駅だが、まずはどこかで休憩してお昼を食べたかった。地図を見ると神社があるようだ。きっと休憩できる場所もあるだろう。

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集落の中ほどに稲村神社という立派な神社があった。

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屋根付きのテーブル&ベンチ。隣は公園でトイレありという立地条件抜群の休憩処。子供たちは大喜び。

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ふと公園の奥に目をやると、何だかモダンな建物がある。最初は神社関連の建物かと思ったが、どうも違う。尾県郷土資料館だった。入館無料ということでお昼を食べてから行ってみることにした。

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モダンな建物は、1877年(明治10年)に建てられた小学校だった。今は郷土資料館として、主に学校関連の資料を展示している。

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昔の子供が遊んだ遊具も展示されており、スキーらしきものもあった。いやー、こういうのには弱い。サイズから察するに大人用にも思えるが、この周辺でも冬はスキーを楽しむ風景が日常だったのだろうか?

山歩きは消化不良に終わってしまったが、この郷土資料館を訪れて僕はすっかり里歩きに気持ちが切り替わっていた。何だか禾生駅に戻る道も歩くのが楽しい。知らない土地を歩くのはワクワクする。

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禾生駅に歩いて戻る道中、リニア見学センターがある。こちらも無料。寄ってみよう。

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展望室に登ると実験線の線路が見渡せる。今日は試験走行は行っていないとのこと。他の展示スペースも狭くこれといって驚くような展示物は無いのだが、中央リニアの計画が本格化した影響からか見学センターのリニューアルが予定されているようだ。

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こういうお約束の撮影スポットはしっかりある。

リニア見学センターから禾生駅へは小さな峠を越えていく。峠からは一気に桂川際まで下る。

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そこで富士見坂とでも呼びたくなる展望に出会えた。手前上空の暗い雲と対照的に富士山は夕日に照らされ、明るく一際くっきり浮かび上がってくる。高川山山頂での展望を楽しめなかった分、この眺めには感動しきり。

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桂川際まで降りるとすぐに橋がある。川茂橋。実は最近まで架け替え工事中なのだった。山と高原地図や都留市のWebを見ても工事中とあり、迂回路+20分(1.5kmほど遠回りになる)を覚悟していた。どうやら8月末に工事が完了したようだ。

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夕暮れの禾生駅到着。

高川山を目指すところが、都留里山歩きとなってしまったが、後半気分よく歩けたのでよしとしよう。

今日のルートは歩くとしたらやはり冬枯れの時期がベストだろう。葉が落ちて展望が効くようになった森を落ち葉を踏みしめて歩くのは楽しそうだ。ただ、前半の低標高エリアは車の騒音がうるさく、静かな山歩きとならないところが惜しい。

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最後にトラックデータ。

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