131116-17 金時山+海賊船+黒タマゴ
このところ自転車が続いたので久々のお山へ。箱根周辺でキャンプしたいという妻の要望も叶えて箱根の山、展望も良く気軽に登れる金時山に登ることにした。しかし紅葉の時期の箱根、どう考えても混雑が予想される。そこで、比較的マイナーな足柄峠からのアプローチを選択した。
足柄峠からと言っても、峠からしばらくは尾根伝いに林道が伸びている。行けるところまで行くと、ちょうど847mの標高点のあたりにゲートがある。季節が良いこともあり、駐車スペースに車が多い。
ゲートから先、しばらくはダブルトラックの道。林道っぽさはあまりなく、広い登山道といった趣。樹木トンネルの中を歩く、とても気持ちが良い道だ。斜度も緩く次男も問題なく歩ける。ちらほらハイカーは見かけるものの、静かな山歩きが楽しめる。
雨上がりで濡れた落ち葉がとても鮮やかだ。急いで歩くのはもったいない。秋らしい雰囲気を味わいながらゆっくり歩く。
そして45分ほどで絶景ポイントに到着。地図上では962m標高点。標識には猪鼻砦跡とある。山と高原地図には丸鉢山との記載。ここにはベンチもあり、金時山頂上にも負けない富士山ビューだ。どうやら駐車場からここまでを往復する人も多いようだ。大人の足なら20分かからないだろう。夕日の滝から登ってくる道との合流点でもある。
どどーんとアップ。真正面が不浄流しか。今にも滑れそうだと思った。実際当日滑った人によると、なかなかのコンディションだったらしい。
しばらくの休憩の後、先に進む。ここまでほとんど上り坂らしい登りは無く、ほぼ平行移動だったが、ダブルトラックの道が終わるとようやく山道らしくなる。周囲は小規模ながらブナ林となる。ダブルトラックの終点には車が止めてあり、金時山山頂の小屋の管理に使われているらしい索道があった。
そして山頂に向けて一気に登り上げる急斜面にはいくつも鉄階段が設けられていた。階段には一つ一つ干支がかかれていて、残りいくつかが分かるようになっていた。次男にはきつい段差が続くが、何とか頑張ってもらおう。
振り返るとだいぶ高度感が出てきた。御殿場市街方面。
頂上直下には立派なブナの大木がいくつか残っていた。そして発電機の音が聞こえだすとすぐに頂上に飛び出た。本当に飛び出たという表現がぴったりだった。というのも、そこは今までの静寂な山道とは別世界だったからだ。
頂上にはものすごい数のハイカーが休んでいた。金時山も意外と人少ないなぁ、なんて思っていたのは間違いだった。と同時にルートの選択が正しかったことにも気が付いた。とにかく休む場所を確保するのに苦労する。ベンチが空いてるかと思えば、売店利用者専用との注意書き。元々平坦スペースが少ないこの山だけに、完全にキャパオーバー状態。
何とか隙間を見つけて軽く昼食をとり、早々に退散することにした。それでもここからの景色は素晴らしい。
芦ノ湖方面。
南足柄・松田方面。
富士山の裾野に頭を出した南アルプス北岳。
頂上からのパノラマ(クリックで拡大スクロール)
さて、帰り道。
下り始めると、またすぐに静寂が戻ってきた。鉄階段を慎重に下りる。この時間になると登り/下りのハイカーが混ざるので、少し待ったりした。次男を背負い、この急坂は思った以上に足にきた。体は正直だ。コンスタントに山を歩いていないとすぐに反応が出る。
帰りもまた丸鉢山で大休止。少し雲が湧いてきたが、富士山はまだまだ良く見えていた。西日に照らされた陽だまりの道を駐車場へと戻った。
そして夜は乙女森林公園第2キャンプ場へ。御殿場市街の夜景と富士山ビューが売りとのことだが。
翌朝。キャンプサイトから赤富士が。確かにこれは素晴らしい。うちは直前の予約で残り物の区画で決して最高のロケーションでは無かったが、それでもこのぐらいは見える。
もっといい場所ならこんな感じ。富士山好きなら一度は泊まるべきキャンプ場だろう。
翌日は山へ登らず(正確には大涌谷をちょろっと歩いたか)、箱根観光。
芦ノ湖の海賊船。初めて乗ったかも。外国人が多かったのが印象的。
そして黒タマゴ。色以外普通のゆで卵なんだけど、何故かうまい。
金時山のトラックデータ。超メジャー級の金時山ではあるが、足柄峠からの道は人もまばらなのでおすすめ。山道の雰囲気もいい。ただ、標高差350m・距離2キロ弱と短いので、歩き足りない人は夕日の滝から登るルートが良いかもしれない。
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