« 131214-15 印旛沼サイクリング | トップページ | 131230 尾瀬岩鞍 »

2013-12-28

131228 湯の丸・池の平

Dsc00083_r

ウロコテレツアー + BCクロカンデビュー。

忙しかった12月も何とか仕事を納め、気分よく年末年始休暇に突入。1日フリーな日を得られたので、早速山へ出かけた。目的は新しく手に入れたウロコ板、Voile Vector BCをゲレンデとショートツアーで試すこと、そしてBCクロカンデビューを果たすことだった。

そんな目的にうってつけのスキー場といえば湯の丸がまず浮かぶ。多雪地帯ではないから雪は硬めなことが多いが、練習向きの緩斜面・中斜面があるし、何より池の平へのツアーコースはウロコにぴったりなはず。それに強い冬型の気圧配置で日本海側は大雪が予想されていたが、ここは太平洋側気候に近く、いい感じで軽く積もってコンディションが良さそうだという読みもあった。

Dsc00010_r

その読み通り、夜中に15センチほどの降雪があったようだ。小諸側から地蔵峠を登っていくと、この時期にしては雪の量が多いと思われた。スキー場に到着してゲレンデを見ると、グルーミングされたバーンに新雪が乗っているという好条件だった。風は少し強いが、空はすでに晴れてきている。

さて、湯の丸スキー場では早朝営業を実施している。土日祝日の7:30で、今日はその最初の営業日だった。通常営業が8:00なので30分と短いが、なんとリフト券不要、つまり無料という太っ腹。

Dsc00016_r

といっても並ぶ人はほとんどいない。僕ともう一人ぐらいで、あとはポール練習の学生たち。そんなわけでまっさらなバーンに大きく思いっきりシュプールを描く。早朝営業しているのは第1リフトと第2リフト。斜度的な面白さや朝日があたる爽快さという点で第2リフトをおすすめする。

やさしいコンディションということもあり、テレマークも無難に決まる。少し斜度があるところや、不整地などにも足を延ばす余裕があった。Vector BCの調子も良い。94mmというセンターは今やオールラウンドに使える幅なので不安は無い。軽くてフロントロッカーな板だが、少し硬めの雪に当たってもバタつくこともなくスムーズだ。

一点難を付けるとすれば、やや滑走性に劣るということか。接雪面のかなりの部分をウロコが占めているのだから仕方がないが。ただそれも雪質による。ウロコ板一般に共通することだと思うが、低温で雪の結晶が硬い場合には摩擦抵抗が大きくなる様だ。一方ザラメなどの融解・凍結を繰り返した雪ではそれほど気にならないと予想する。

Dsc00021_r

さて、無料時間を一杯に使って滑ってゲレンデは満足したので、早速池の平に出掛けてみる。通常であればリフトでスキー場最上部に上がってからハイクするが、ウロコのハイク性能を試すため、オールハイクで行く。基本的には林道をトレースしていくだけだ。

スキー場内の林道は初心者迂回コースになっているので圧雪されていて歩きやすい。斜度も緩いからウロコで全く問題ない。時々九十九折れでショートカットにチャレンジしてみたものの、板がトップが浮いてテールが沈み込んでしまう雪ではウロコのグリップが生かせず、おとなしく林道内を歩くことにした。

Dsc00028_r

スキー場外に出ると数日前のトレースが残るのみ。それもいつか消えてしまって、脛ラッセルが続く。

Dsc00031_r

来た道を振り返る。斜度が無いので標高差の割に距離は長い。

Dsc00036_r

ようやく池の平の駐車場が見えてきた。夏の風景を思い出しながら歩く。

Dsc00040_r

東屋に到着。ここで少し息を整えながら滑走プランを練る。そのまま池の平へ降りてしまうのも良いが、短くて標高差が取れそうにないので、外輪山を辿ってもうすこし高い位置から滑ることにした。ここまでの林道とは違う登りも試してみたかった。

Dsc00043_r

今日はショートツアーということもあってザックはCAMPのRapid260。この程度のツアーならヘビーなデイパックを担いでくる必要もない。それでいて必要なものは一通り入るのだから重宝している。

Dsc00046_r

斜面を少し登るとガスが晴れ、対面に東西篭ノ登山が見えた。

Dsc00058_r

雲はこの池の平の上空で湧いたり消えたりしている。日本海側気候と太平洋側気候の狭間で揺れ動いているようだ。予報では午後に向けて冬型が緩むと言っていたから、後に晴れが優勢になるのだろう。

さて、東屋から外輪山の登りは標高差でわずか50m、トラバースしながら高度を上げていく感じなので、ウロコでもあまり気にならない。それでも普段なら直登でくりあする斜面がいくつか出てくる。そこは丁寧にジグを切っていくが、その登高角度も思ったより緩くとる必要があった。サラサラのパウダーでグリップを得にくいということもあり、試行錯誤しながら最適なルートを探る。

Dsc00065_r

そして雲上の丘と名のついた丘から一本、湿原に落とす。そういえば昨シーズンにテレを始めて、これが初めてのパウダー滑降なのだった。思った以上に体が動いて無事滑り終える。短い距離ではあったが、なかなか良かった。

Dsc00072_r

木道の上で早めの昼食をとる。もっと風が弱くて日が当たるのなら長居したいところだったが、とにかく寒い。食べ終えると一気に体が冷えてきた。体を温めるつもりでもう1本滑ることにする。

Dsc00074_r

湿原からは最短距離で東屋を目指す。ほぼ夏道沿いだ。ウロコもよくグリップする。

Vector BCのウロコは、MADSHUSのANNUMより効きがいいのは確かなようだ。ANNUMはキャンバーがきついため、しっかり踏んでいないとグリップが突然抜けてしまうことが何度もあった。それに比べてVector BCは滑り出しがリニアに感じられ、ある程度予測がつく。そのため、足運びや体重の乗せ方を自然と調節しながら登っていくようになるので、結果として滑らずに登っていけるようだ。

Dsc00087_r

東屋周辺の小さな斜面を一本、そしてもう一度雲上の丘から一本滑って戻ることにした。帰りは平坦な林道でスキーがあまり滑らず、ポールで漕ぐ必要があった。

Dsc00098_r

車に戻って体を温めた後、満を持してBCクロカンデビューとなった。

ある程度の不安定さは予見していたが、板を履いてそのあまりの自由さに驚かずにはいられなかった。おかしなことに、静止して立っているだけでもバランスを取るのが難しい。これは大変なものに手を出してしまったと思いながら先ほど登った林道を登って行く。

Dsc00101_r

板はANNUMでセンターが78mmあることもあり、柔らかいクロカンブーツでは、エッヂを立てて姿勢を維持することが難しい。少しでも斜度のあるところで横向きになるとズルズル滑り落ちていく。それでもしっかりボーゲンをすれば止まれることはわかったので、一気にリフトで上がって林道コースを流すことにした。

Dsc00100_r

ターンもままならないので、とにかく板に乗ることに慣れようと滑り続ける。するとゲレンデ下部に来るころには何とか板の真ん中に乗る感覚が掴めてきた。真っ直ぐに滑るだけならある程度スピードを出してもバランスを崩すことが少なくなった。そして、もう一回リフトに乗るために、少し斜度のある斜面を滑り降りる時にテレのつもりでターンをしてみる。

すると、意外とあっさりとターンができた。無理にターンを深く仕上げず、無理にエッヂを立てず、ズレることに逆らわず滑っていくことがコツだと分かった。それに加え、ターンの切り替えではストレッチ系よりもベンディング系のほうがバランスを崩しにくいように思われた。その感覚を確かなものにするために滑り込んでみる。夕刻の硬いバーンでも滑れるようになっていく。確かにプラブーツテレに比べて不安定で何度もバランスを崩したが、基本動作は同じだというひとまずの結論を得た。

BCクロカンデビューとしては文字通り上々の滑り出しとなった。これでまた滑りの楽しみが一つ増えたことになる。そしてさらにVector BC + クロカンという野望も近づいてきたのだった。

Track_131228_r

池の平ツアーのトラック。

|

« 131214-15 印旛沼サイクリング | トップページ | 131230 尾瀬岩鞍 »

スキー(ゲレンデ+山)」カテゴリの記事

コメント

案外と湿原の中は冷え込むので外輪山からちょっと降りて風をしのいだ方が楽ですよ。
池の平、初めてテレデビューした場所です。クロカンで遊ぶのに最適ですねhappy01

投稿: HOKUTEN | 2014-02-03 02:22

どもです。

おっしゃるとおり、ちょっと外輪山登って樹林帯入ると穏やかでした。
雪は少ないですけど、近いしいいところですね。
次回はクロカンでと思ってます。

投稿: ritz | 2014-02-03 13:10

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/35298/59028750

この記事へのトラックバック一覧です: 131228 湯の丸・池の平:

« 131214-15 印旛沼サイクリング | トップページ | 131230 尾瀬岩鞍 »