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2014-01-14

140113-14 大行山 -第2日-

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山上の楽園。

夜中、風の音で時々目を覚ます。テント内の気温は-11℃で安定状態。寒くは無い。しかし日の出時刻になっても、あまり外の明るさを感じない。どうやらまだ雲が抜けきっていないようだ。天候の回復が遅れているのか?

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このように天頂部には青空が見えているが、低い雲が山を取り囲むように残っている。これから回復傾向なのは間違いないはずなので、ぼちぼち準備を始める。とりあえず必要なものだけ持って、泊り装備はデポっておく。

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テントを支えていたポールを取り外すと、無残に潰れた形となる。ステルス性の高い生地色のため、しっかり場所を覚えていないと見失ってしまいそうだ。もし少しでも雪で覆われてしまったら、見つけ出すのは困難だろう。そういう意味ではやはりオレンジ系の明るい色の生地のほうが安心感はある。

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歩き出してしばらく、ようやく林の中まで朝日が届くようになった。今日は噂の南面を滑りに行く。平坦な頂上がやや下り坂にさしかかると、樹間がほどよい疎林帯に変わっていく。

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さぁ、この向こうにどんな斜面が待っているのか?期待を胸に、積もりたての雪にスキーを滑らせていく。

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おおお!(クリックで拡大スクロール)

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クロカン向きの緩斜面、明るくて開放的。所々にダケカンバの大木が点在する。それが朝日に照らされて輝いている。テンションが上がらない訳がない。

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この斜面がどこまで広がっているのかわからないので、どこを滑るのか悩ましい。まずは南東方向へ。事前の調査で最も期待できそうなエリアだ。

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一本目は慎重にバランスを取りながら。荷が軽いせいか昨日よりも板に乗れている。無理にターンを深めることなく、縦目に落とす。雪は快速パウダー。緩斜面でもスピードが乗る。山頂から標高差200mほど落としたところでやや樹林が濃くなってくる。まぁ、いつもならまだまだ疎林と呼べるレベルなのだが、今日は一番おいしいところを繰り返す。

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ここではシールは使わない。ウロコ板の本領発揮。いつもより浅い角度でジグを切る。パウダーのラッセルでも大丈夫。大した標高差ではないから、急ぐことも無い。一旦トレースを付けてしまえば、2回目以降はもっと楽になる。

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標高差50mぐらいのマイゲレンデ。ほどよく樹木で区切られた各コースを贅沢に1本ずつ。(クリックで拡大スクロール)

このマイゲレンデは斜度といい、雪質といい、とても気持ちのよい滑りをさせてもらった。登ったらすぐ滑られるのもリズムが途切れなくていい。ようやく板の扱いにも慣れてきた。

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そしてもう少し長くて斜度のある大きな斜面へ。とはいっても標高差は150m程なのであるが。

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メローその1

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メローその2

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斜面を南から西側方面へ回り込んで一本滑ってからお昼。西側も東側には及ばないものの、滑り頃の斜面となっている。ただし、風の影響は受けやすいようで、少し雪が硬い場所も見られた。

どうやら一番おいしい斜面は網羅できたようなので、少し早いが下山することにした。ナイターでBCクロカン練習をしたかったというのもある。

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テン場に戻って荷物をまとめる。このテン場の東側にもオープンな斜面があり、そのまま大カッパ沢への急斜面へと続いている。アルペンならここを降りても楽しいかもしれない。

帰りのルートは田代原経由で。

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頂上の防風林たちは樹高も高く、密度も濃い。標高は1772mと決して高くは無いとはいえ、冬の季節風は相当なものだろうと推測するのだが、これだけ立派な森が形成されているところを見ると、笠ヶ岳や至仏山といった2000m級の山の影になって比較的穏やかな環境になっているということか。

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荷鞍山、白尾山方面のガスも取れた。

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急斜面シュカブラの下りは怖かった。BCクロカンはこういう斜面・コンディションには向いていない。それとも滑りが上達すればこなせるレベルなのだろうか。

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そしてお約束の急斜面密林へ。もうトラバースしかできない。パウダーだったから助かったものの、硬い雪ならエッヂも効かず泣きが入っただろう。

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核心を抜け、田代原湿原に降り立つ。ここからは基本的に林道をトレースするだけだ。標高の低い日当たりの良い斜面は、すでに雪が重くなりつつあった。林道の斜度も緩く、滑走性の劣るウロコ板では、漕がないと止まってしまう。14時にスキー場着。

初のBCクロカンツアーは雪質に大いに助けられ、とても快適に過ごせた。今回のコンディションであれば、もっと太い板でも良いと思ったぐらいだ。パウダー期であれば、ファットのラッセル性能やパウダーでの滑走性能といったメリットを享受できるのは大きい。

しかしながら、板が重くなって軽快さが失われることで、クロカンのブーツと金具である必要性が薄れることも確かだ(アプローチなどでクロカンブーツのメリットが生かせるなら別だが)。そう考えると、ファットウロコにライトなテレプラブーツという組み合わせが絶妙に思えてくる...。悩ましいところだ。

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2日目のトラックデータ。水色円内は疎林緩斜面。東寄りの斜面がベストと思われる。

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