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2014-06-17

140617 BCクロカン富士山チャレンジ

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日本最高峰にBCクロカンで挑む。

乗鞍納会でBCクロカンの調子が良かったことに気を良くして、もう少し滑りたい気持ちになったいた。そんな折、ミンゴ先生taroさんがBCクロカンで富士山チャレンジを計画していることを聞きつけた。早速連絡を取って参加することにしたのだが、直前になって家の事情で行けなくなってしまった。

後で聞けば(通称)不浄流しがとてもコンディションが良かったとのこと。動画など拝見すると、この時期とは思えないフラットな斜面にソフトスノー。何より、奇跡の雪渓と呼ばれる不浄流しの大斜面をクロカンで爽快に滑る姿が眩しかった。

そんなわけでいてもたってもいられず。何とか天気の持ちそうな日に僕もチャレンジしてみることにした。

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アプローチは須走口から。富士宮口からのほうが効率が良いが、周囲の景色など須走のほうが登っていて楽しいし、帰りに東面の砂漠を歩いてみたかったというのもある。事前に富士山マイスターのえむとらから情報を得て臨んだ。さすがに雪融けが進んでしばらくはブル道を登って行くことになる。

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標高2400mで最初の雪渓。ブル道を外れて登ってみたものの、すぐ先で切れていた。結論から言うと素直にブル道をなぞった方が登りやすかった。

この時期の富士山はすでに上部では重機による除雪が始まっている。除雪した雪玉を食らわないようにルートをとる。

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そして標高2700mで山頂まで途切れの無い雪渓に到達した。この時点で上空の水蒸気が多くなり、空が白っぽくなってきた。上空は晴れなくても、目前の視界さえ確保できればいい。雲がいつ湧き立つか気になるところだ。

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最初はウロコ・シールで登り始めたものの、斜度がきつくなってくると斜行を多用するため、効率の良いルート取りができない。早めにアイゼンに切り替える。今回、BCクロカンブーツに合うアイゼン(BDのネーベストラップ)を新調した。アルミだがこの時期の軟らかい雪には十分対応できるし、何より576gと軽いのがいい。若干、キックステップ時に食い込みの甘さを感じるが、アイゼンというより柔らかいブーツに起因するものだと感じた。

アイゼンを装着すると、登りのピッチも上がる。高山病になることもなく、黙々と標高を上げることが出来た。背中の板が軽いことが素晴らしい。

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途中、効率の良いルートに先行のステップがあったのでありがたく使わせていただく。そろそろ須走下山道の降り口が見えてきた。時間はまだ9時前だが、雪は程よく緩んでいる。もう少し緩めばクロカンでも下れそうなコンディションだ。むしろ緩み過ぎないか気になった。

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振り返ると、もくもくと活発な雲の動き。やはりきたか。

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須走下山道が露出しているところまで来た。あと少しで吉田口頂上だ。

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到着。ほどなくして3名ほど登山者が到着。吉田口からの2名は高度順応のために登ってきたとのことで、山頂でテント泊のつもりだったらしい。これから天気が下り坂なので日帰りにすると伺った。

山頂はガスに巻かれることはないが、上空は曇りですっきりしない。風は弱いので暖かく、何となく長居してしまった。1時間ほどのんびりして、そろそろ雪も滑り頃だろうと判断して不浄流しのエントリーポイントへ移動。

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少しだけ岩場を降りて板を履く。吉田口より雲が多く、タイミングを見計らう。最初は狭い場所もあるので横滑り気味に滑り出す。斜度はそれなりにあるが、十分こなせるレベル。心地よい緊張感だ。

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狭い雪渓を抜けると、驚異のフラットバーンが広がった。噂通りだ。アルペンのようにビッグなターンは描けないが、自分なりに大きく斜面に身を投げ出して滑ってみる。そうすると、抑えていたものが解放されるような感じがして、体の動きが良くなった。板に乗るポジションも安定して、さらに滑りが楽しくなる好循環が生まれた。

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さらに良い斜面を求めて下って行く。総じてスキーヤーズライトの斜面の状態が良く、しつこく追いかけた。

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標高3300m地点で一服。もし東斜面を登り返して滑るなら、ここからトラバースする必要がある。しかし、これからの天候、そして眼下に広がる楽しそうな斜面を目の当たりにすると答えは自ずと導き出された。

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結局、雪渓末端の2700mまで気持ちの良い滑りは続いた。驚いたことに、雪渓末端の黒く汚れた雪まで板が良く滑った。低標高では早い時間帯から雲に覆われたので、雪が緩み過ぎなかったということだろうか。標高差1000m、すばらしい斜面だった。

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ここからは砂漠地帯を歩く。足元はほぼ登山靴のクロカンブーツ、背中の板も軽いのでとても軽快に歩けた。雄大な景色を楽しみにして来たが、ガスってしまって視界が無かったのは残念だ。

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事前のえむとら情報のおかげで沢を渡るポイントも迷わず通過。視界が効かない中でとても助かった。

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まぼろしの滝を経由して須走登山口へ。こういう樹林帯に来ると何となくホッとする。ガスは次第に雨になり、車に到着することには本降りになった。

昨シーズン2月に始めたテレマーク。そのわずか1年半後にBCクロカンで富士山を滑ることになろうとは。想像していたよりもこの遊びにはまってしまったようだ。

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トラックデータ。

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