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2014-07-02

140702-03 鳥海山 -第1日-

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雪と花と池塘と水平線。

7月頭の鳥海山。小屋開け直前のこの時期は、スキーと花と静けさを堪能するには絶好のタイミング。昨シーズン同様、えむとらとの二人旅。天気予報を睨み、好天が約束される2日間を選んだ。

今回は鳥海ブルーラインから御浜に登り、御浜小屋(営業前で避難小屋扱い)をベースに鳥海湖から文殊岳周辺を楽しむ計画だ。

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吹浦口からスタート。しばらくは簡易コンクリート舗装された夏道を登って行く。えむとらは軽量ツアーセット。僕はもちろんBCクロカン。クロカンブーツ(JOKULEN)で登る。

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頭上に覆いかぶさったブナの幼木がややうるさい道。しばらく視界は開けないが、早くもガスが湧いてきているのを感じる。

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早速花々が出迎えてくれた。タニウツギ。

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ハクサンチドリ。

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チングルマ。

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樹林帯の急な登りを終えると、いよいよ雪渓登場。僕はいたたまれず、2,3本滑ってみた。思ったよりスプーンカットが浅く、雪も柔らかい。僕レベルのクロカンでも、そこそこ滑りになった。短い距離でもうれしい。

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登山道脇の池塘の中にはモリアオガエル?

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雪渓は長続きしない。こんな時サッと板を脱いだり、また履いてすぐ滑ることができるBCクロカンの機動力に軽く感動する。まぁ、当たり前なのだが。

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賽の河原の手前からは雪渓を歩く。ここは片斜気味なので滑る気にはならず。ダイレクトに御浜は目指さず、笙ヶ岳とのコルへ。

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尾根筋はすっかり夏。ここからはお花畑ルート。去年味わっているとはいえ、やはりすばらしい。

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笙ヶ岳I,II,III峰を振り返る。東面はまだ稜線から雪が繋がっている模様。行けるか?

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御浜到着。北面ゲレンデは健在。昨年よりは小さいが、滑りを楽しむには十分な広さ。まずはこちらで足慣らしして、稲倉岳方面へ続く尾根にある池塘エリアの探索に行くことにした。

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御浜北面スキー場はアルペンでは全く問題ないコンディション。BCクロカンは初級レベルでも何とかこなせる凸凹具合だ。雪は硬くないので怖さは無く、程よい緊張感の中、滑りを楽しめる。

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そして癒しの池塘エリアへ。思ったより多くの池塘があった。少し高台になっているため、水平線が池塘より上に来るという何とも素晴らしい景観だった(タイトル画)。

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こんな天国はそうそう無い。

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そんな天国に棲むサンショウウオの卵?

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池塘エリアから望む稲倉岳。千蛇谷側にガスが湧いて、蟻の門渡りの鋭利な稜線が浮き上がって見えた。

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御浜へ登り返す。昨年も印象に残ったアングル。夏空と雪のコントラスト。こうしてみると雪面はなかなかの凸凹だ。

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御浜まで登り返せば、反対側は鳥海湖とお花畑。湖面は少し割れていて、手前の斜面も雪が切れている。滑りはあまり楽しめそうにないので、登りがけに見た笙ヶ岳方面に向かうことにした。

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御浜の岩場で見つけた全身緑青色のゾウムシ。後で種類を調べてみたが、これだけ特徴的な色をしているのにもかかわらず、図鑑には載っていない。ネットで検索して、ようやくコシロコブゾウムシの一種であることがわかった。普通種はベージュ色の地味な装いだが、鳥海山や月山の高山帯にはこのような色の種が棲んでいるらしい。

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笙ヶ岳に向かう。I、II、III峰、どこを滑ろうか。奥のI峰が一番標高差を取れるものの、最も斜面が急で雪面状態も悪そうだ。そこで、まずはII,III峰のコルを目指して様子を見る。

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コルに到着して板を履き、II峰方面にトラバースしてみる。斜面全体は広くて素直な一枚バーン。足元は遠目で見るよりも荒れている。1ターンしてみた。雪は硬く手ごわい。クロカンでは楽しく滑ることは出来ないと判断。あまり無理したくなかったので、少し戻ってIII峰直下に回り込むラインを選んだ。

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ところがこちらも結構ハード。スリリングな滑りになった。エッジが甘い分、下に落とされながらも何とかコントロール。凸凹斜面から来るバイブレーションが頭に抜けていく。アルペンを履いたえむとらは、それでもすっ飛んで行った。

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滑走ライン全景。

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千蛇谷から御浜に登り返す。ガスも晴れて文殊岳方面がよく見える。うまくラインを繋げば、文殊岳直下から千畳ヶ原を長距離滑走も可能なように見受けられた。標高差も500mは取れるだろうか。ただ、横から眺めているので、本当に繋がっているかどうかはわからない。明日、現地に行って判断するしかない。

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陽が傾いてくると、どんどん雲が消えていった。西日により、斜面に陰影がついてよりダイナミックな景観になってくる。鳥海湖、鍋森越しの庄内平野。

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御浜小屋のテラスからは象潟と日本海と飛島。日射によって暖められた大気の流れが静まってきて、雲の形状や流が刻々と変化していく。この時間帯の眺めは本当に素晴らしい。ぼんやりと過ごす。

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そして少し弱そうな夕暮れ。日中の水平線の鮮明さから、ダイナミックな日没を期待していたので残念。この時期はハッキリとした日没はなかなか望めないのだろうか?

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宴。テラスでシュラフにくるまりながら、たわいない話をしながら腹を満たした後は夜景を眺め、星を眺め、うたた寝するという至福の時。夜中に寒くなって小屋に逃げ込むのもお約束。

一方、フォトグラファーえむとらは星景写真撮影にも余念がない。しっかりと三脚を持参している。僕も味のある写真を撮ってみたいが、まじめに取り組んだことがないのでカメラのAUTOモードに頼りっきりになっている。風景の切り取り方やアングルについても適当だ。ツアー後に写真を交換させてもらうと、同じ被写体での出来の違いに驚かされる。

そこそこのものがそこそこの努力で撮れないかなぁと虫のいいことをいつも思うのだった。

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本日のトラックデータ。

明日は文殊岳へ。

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コメント

いや~鳥海山は素晴らしいですなぁ~
自分も笙ヶ岳行った時に見かけたゾウムシの写真が残ってます!
特徴的な色だったので後で調べてみようと…なるほどコシロコブゾウムシというのですねぇ。
自分が見たのは二匹がくっついてました!

投稿: べるもん | 2014-11-17 23:21

>べるもんさん

どうもです。いいですよね~鳥海山。この時期の恒例行事になりそうです。もっと近くにならないかな~と思ってしまいます。

このゾウムシは本当に綺麗でしたね。何回か見かけたので、ありふれた種だと思ってました。ネットの検索でも、鳥海山や月山という限定された場所での目撃が多いようですね。これを見つけるのもまた楽しみです。

投稿: ritz | 2014-11-18 06:25

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