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2015-05-22

150522 栂池自然園・船越の頭

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ヒルクライム&BCクロカン

山滑りというこの遊びを始めて以来、毎シーズン足繁く通った白馬も、このところ訪れる回数がめっきり減った。他に行きたい山があるのが第一の理由、そして最近のハイシーズンの賑やかな白馬の状況に気後れしてしまっているということも理由のひとつである。

そんな白馬にも、のんびりとした空気が流れるひと時がある。GWでスキー場が終了し、夏リフトとして再開するまでの数週間は、街も山も束の間の休息期間となるのだ。山に入るには麓から自力で登る必要があるので、入山者は少ない。梅雨入り前の安定した天候の下、静かな山を堪能できるという訳だ。

そんなタイミングを見計らって、今シーズン初の白馬へ足を運んだ。

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到着したのは栂池スキー場のゴンドラ中間駅に程近い駐車場。ここから自転車で栂池自然園まで、そこからスキーで船越の頭を目指す。朝のうちは薄曇りではっきりしない天気で、日中の晴れ予報を信じて登り始める。

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通勤にも使っているMTBに道具一式をくくりつける。BCクロカンなので荷物は軽い。足元はクロカンシューズが正装だろうが、SPDシューズで行く。ペダルをフラットタイプに交換するのが億劫だったのだ。まずは距離15キロ、標高差900mの栂池林道のヒルクライムセクションだ。

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早朝の清々しい空気の中、青々としたゲレンデの中を登って行くと、道路脇の湿地帯(?)にミズバショウの群落があった。

栂池林道は斜度変化が少ない。楽できる平坦が無いかわりに激坂も無い。ペースが掴みやすく走りやすい印象だ。特にギヤの軽いMTBであれば力むことなく足が回せる。

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途中タオルを落として1キロほど引き返すハプニングもあったが、順調に高度を上げ、見慣れた成城小屋越しの白馬乗鞍岳が現れた。そして噂に聞くエグイ縦溝もしっかりと確認できた。今シーズン北アルプス一帯で異常発達した縦溝は、残念ながら健在だった。

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それほど疲労感も無く、栂池ヒュッテ到着。ここまでしっかり除雪がされており、通行に支障は無かった。ただ一部で道路補修工事がおこなわれているので、通過する際には注意が必要だ。

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さてここからスキーセクション。船越の頭までは標高差700mほど。自然園方向を見やると、ロープが張られている。どうやら雪融けが進んで穴が開いていたり、雪が薄くなっているところがあり、注意を促しているようだ。しばらくはロープ沿いのツボ足トラックの多い場所を選んで進む。凸凹がひどく歩きづらかった。

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浮島湿原の先の斜面にも縦溝が大発達。ところが、歩いていくと所々フラットな場所も現れる。もちろん帰りのために位置を記憶しておく。そしてフラット斜面が出現する条件(地形・斜面の向き)を考えてみた。しかし、これといって顕著な共通項は見つからない。凸状斜面が比較的マシというぐらいか。

それにしても縦溝は登りづらい。斜度が緩ければ、溝の流れに逆らわずに畝を直登すればよい。問題は急斜面、斜行せざるを得ない状況だ。溝を跨げばそれだけ接雪面積が減り、ウロコやシールのグリップ力も得られにくくなる。すると登行角度が浅くなり、なかなか高度を稼げず、何度も切り返しを強いられるのだ。

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気休めはこの気持ちの良い青空。

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何とか縦溝を切り抜け、いよいよ稜線に登り上げる。ここは面ツル。雪の状態も良い。なるべく雪面を汚さぬよう、端っこを直登する。最後は藪とガレのミックスを漕いで稜線へ。

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小蓮華方面。金山沢方面も縦溝はげしく、やはり今登ってきたラインが最善だろう。

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白馬大池はまだ雪の中。

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杓子岳の肩から顔を出しているのは剱岳か?双眼鏡越しに撮影。

稜線の風はまだ冷たい。ジャケットを着こんで昼食を済ます。眼下に広がる白馬の田園地帯を眺めていると、何だか早く暖かい下界に降りたくなって来る。藪がちな稜線も何となく落ち着かず、早々に下山することにした。

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まずはお楽しみの斜面へ。BCクロカンにはチャレンジングな斜度ではあるが、コンディションは良い。思い切って飛び込む。最高のザラメ雪だった。

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そして2301方面へ寄り道。探せばあるあるフラット斜面。

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しかし、渡り歩く途中はこんな深い溝。トラバースするか、横滑りで降りるかしかない。

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そして自然園に続く広くフラットな沢で登り返しタイム。縦溝で鍛えられた者にとって、多少の凸凹など問題ではない。むしろ楽しむ余裕さえ出てきた。調子に乗って意識的に高いポジションで滑ったりと、ゲレ練のようなことをして遊ぶ。至福の時間を過ごす。

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栂池ヒュッテ着。ここまでくればポカポカ陽気。まったりしながら降りる準備をする。小屋の整備に来ていた人によれば、昨日は強風で立っていられないほどだったそうだ。今日の好天に感謝。

さて、ここから先も消化試合ではない。栂池林道ダウンヒルがまた楽しみの一つなのだ。登りやすい坂は下りやすい坂でもある。

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景色を楽しみながら爽快に下って行く。

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新緑ダウンヒル!

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駐車場に到着してみると、もう初夏の陽気だった。

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本日のトラックデータ。

下山後、貸切の倉下の湯に浸かり、ラッピーへ。来シーズンの板についてじっくり相談してきた。シーズン最初で最後の白馬は充実した1日となった。来シーズンもこの時期に来ようか。

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